タイトル「犯罪のない世界」後編
昨日の続きです。
昨日の記事を読んでからお読み下さい。
2020年頃、犯罪件数は世界的にピークを
迎えました。
インターネット社会による、人と人の触れ合いがなく
また政治は足の引っ張り合いが続き、
世の中が混沌の渦と化していたのです。
その時、総理大臣が1つ提案しました。
昨日の記事を読んでからお読み下さい。
2020年頃、犯罪件数は世界的にピークを
迎えました。
インターネット社会による、人と人の触れ合いがなく
また政治は足の引っ張り合いが続き、
世の中が混沌の渦と化していたのです。
その時、総理大臣が1つ提案しました。
とんでもない発案で国民は大騒ぎ!!
その内容はというと
「投票による死刑」
毎月国民投票により、一位選出されたら
一ヶ月以内に「死刑」になってしまうというもの。
最初、国民は凶悪犯に投票いたしました。
次は・・・・・・・・・
政治家が狙われました。
犯罪者は、だいたい刑務所にいるので「死刑」は
たやすかったのですが、政治家は逃げたり隠れたり
したので、政府として公認暗殺者を雇い
一ヶ月以内に暗殺され、事が済まされました。
そうすると、政治家たちはこぞって協力し合い
足の引っ張り合いする所か団結して
よりよい社会を作ろうとお互い1つの方向へ向かい
前向きにお互いを支えあうようになってきました。
自ずと、景気は上昇し前みたいに雇用不安など
なくなり、よりよい社会に向かい始めました。
次は・・・・・・・・・・・
テレビに出演している有名人です。
次々暗殺されていくと、
今度はテレビに出ている有名人達は、みなニコニコし
評論家も皆、仲良くなって国民の受けの良い
発言等演出しはじめました。
次は・・・・・・・・・・
地域の住民
町の評判の悪い人等狙われだし、この発案を
初めて3年経たずして、わずか100票で
一位になったりしたのです。
国民も、いつ自分が狙われるか心配になり
皆「いい人」を演じるようになって
投票する事自体も少なくなってきました。
10年間そんな事が続くと「いい人」という仮面が
当たり前の様になり、人を妬むとかより
思いやり、感謝など、理想の世の中へと
変貌を遂げたのです。
そして「犯罪のない世界」へと至ったのです。
マスターはこう思いました。
「この人暗殺の仕事をしていた人なんだ・・・・・・・・・」
おしまい
作 松尾 隆史
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朝日リビング株式会社 大宮営業所
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