タイトル「犯罪のない世界」前編

昔、小説家になりたくて書いたお話を

ここで紹介します。

これは12~13年前に書いたもので

なかなかして評判のよかったお話です。



時は2050年

夜9時ごろ、とあるバーでのお話です。


カランコロン♪


「いらっしゃいませ」


重たそうなスーツケースを

持った男がバーに入ってきました。





「お客様。何をお飲みになられますか?」

とマスターが気さくに声をかけると、




その男は「はぁ~」とため息をつきながら

「ブランデー・・・・・・・・ロックで・・・・・・・・」


と暗い表情で注文し、持っていたタバコに

火をつけた。





「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」




「お客様?なにかあったのですか?」



「・・・・・・・・・・・・・・・最近、仕事がなくてね・・・・・・・・。」



2050年は失業率0%

更に未だかつてない好景気で

何と、犯罪件数も0件と

すばらしい世の中なのです。


そんな中、このバーに来るお客様も

みんなニコニコしている為、


マスターから見ると、その男の暗い表情が

とても「異様」に映ったのです。


でもそのマスター


「ハッ」と気が付きました。

何故暗いのか?を



明日に続く・・・・・松尾からでした。

朝日リビング株式会社 東京営業部 | 松尾隆史 | 東京の不動産をコンサルティング

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